MBSE (Model-Based Systems Engineering)って何ですの?

エンジニア

ソフトウェア開発者ならモデルベース開発 (MBD)などは耳にしたことがあると思います。

私も数年、技術的なことを学び、概ね理解したかな、という感じです。

最近の流行り(最近ていうかもっと前からあるけど)では、

MBSE (Model-Based SyStems Engineeiring) という言葉が開発の現場にも浸透してきています。

いったい何者?少しだけ学んだことを整理しておこうと思います。

要するに「モデルを使ったシステム設計」 です。

システム設計ですから、製品開発におけるいわゆる上流フェーズでの工程ですね。

そこでは、作りたいもの・機能・運用方法など、所謂仕様を固めた後、

どうやって作る?ということを決めていきます。

で、モデルを使ってやる、 というところがミソなんですが、

ここでいう「モデル」は、MBDに詳しい人なら知っているSimulinkのようなブロック線図だけを意味しているわけではありません。

UMLをご存じなら話は早いです。

ソフトウェア開発の設計記法として知られるUMLは、

あるシステムのソフトウェアの部分の構成や、振る舞い、機能、役割分担、を図を使って表現する為のものです。

これらの図による表現を「モデル」と呼んでいると思って良いです。

UMLはソフトウェア開発用に書き方が定義されたものなので、

システム開発ではSysMLという技法が登場してきます。

これがMBSEの実態ですね。別にSysMLという書き方に倣わないといけないわけではないですが、これが標準といって良さそうです。

そして、このSysMLもUML同様、図を使ってシステムの設計内容である、装置構成や、装置に持たせる機能、インターフェース、動的な振る舞い、を記載していきます。

図を使う目的は、関係者間での認識のズレを減らすこと、です。

「文書じゃ曖昧になって困る」「図で、書き方を統一したら言いたい事の意図がずれなくていいんじゃね?」という事です。

モノづくりは沢山の人が関わります。少しでもお互いの設計内容の解釈にズレがでるとあとでとんでもない不具合が出てきたりします。

別にシステム設計をExcelやWordでやっても全然いいですが、

それだと書き方に自由度があり過ぎて解釈のズレが出てしまう。

世の中にはSysMLという書き方に従って設計図をかけるツールがあります。

実際はそれを使うことでSysMLのルールに従った書き方しかできなくなり、

結果生まれてくる図達が伝わり易いものになるわけです。

繰り返しますが、図で書く目的は「認識のズレをできるだけ減らすこと」なので、

認識のズレを減らす工夫をしよう!という意識さえあれば別に何だっていいと思います。

ただMBSEという考え方の背景を理解しておき、あとはSysMLを使った具体的な設計内容の書き方を覚えれば勝ったも同然です。

あとはどこまで図で書くことをプロジェクトで決める事ですね。何でもかんでもルールに倣ってというのはしんどい事もありますから、従来のWordやエクセルその他を使った方が効率がいいところはそれでやれば良いのです。

開発での認識の齟齬を無くして品質のいいものを作っていきましょう!

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